慎VS右京

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男性『さて、これで全員の様だ。』 その部屋には陸、潤子、慎、レミの他に、陸達を誘導した男性二人と、いかにもヤクザ者の見た目をした男性三人がいた。 そんな中、慎は口を開いた。 慎『俺達とこいつらだけなんだろ?早く取引しようぜ?』 慎の発言に陸はピーンときて、次の言葉を発した。 陸『この坊主の言う通りだ。早く買わせろよ!』 慎は陸達より先に取引の段取りを作っていたのだ。 男性『そうだな。それよりお前ら、誰からの紹介だ?』 …しまった…… 陸『俺らは20代前半くらいの男だ。そいつは紹介だけしたが、名前は聞いても名乗らなかった。』 …どうだ……一か八かの賭けだ…… だいたい組で動いている場合は下っ端の若い奴を使うだろう。 本当に黒熊組がバックにいるのか? あの息子が一人で組を立て直すなんてできんのか?
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