慎VS右京

21/24
前へ
/150ページ
次へ
慎は今日も寝不足で、重い体を引きずりながら学校へ向かった。 _ガラッ_ キーンコーンカーンコーン 教室に入るなり、予鈴が鳴った。 慎は自分の席につくと、即体を机に伏せて寝ようとしている。 そんな中、隣の席の右京が伏せている慎に声をかけた。 右京『慎…昼休み話しがあるから屋上に来てほしい。』 伏せていた顔を上げ、右京を見る。 何秒も見ていないのに、長い時間、右京と無言で見つめ合っていたような錯覚に陥った。 右京との関係が壊れる瞬間が迫っているような感じがしたからだ。 慎『わかった。』 キーンコーンカーンコーン そして迎えた放課後…
/150ページ

最初のコメントを投稿しよう!

722人が本棚に入れています
本棚に追加