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薄暗い階段を上り、重々しい鉄の扉を開くと、眩しい太陽が目に飛び込んでくる。
_ギィィィ_
右京『来たか。』
青い空の下に右京の姿が見えた。
慎は右京の隣に行った。
右京『…真未の事なんだけど…』
慎『…』
やっぱりか…
右京『お前、昨日の夜、真未に迫ったんだってな。』
慎『は?』
右京『今日の朝、真未が泣きながら俺に抱き着いてきて、理由を聞いたらそう言ってた。』
慎『それはない。』
右京『慎って希龍が好きなんだって思ってた。』
何故希龍が出てくる?
右京『そんな奴だとは思わなかった。もう彼女には手を出すな。』
慎『待てよ。
俺は迫ってないし、屋上で右京に紹介されてから会ってもいない。何故そうなる?』
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