慎VS右京

22/24
前へ
/150ページ
次へ
薄暗い階段を上り、重々しい鉄の扉を開くと、眩しい太陽が目に飛び込んでくる。 _ギィィィ_ 右京『来たか。』 青い空の下に右京の姿が見えた。 慎は右京の隣に行った。 右京『…真未の事なんだけど…』 慎『…』 やっぱりか… 右京『お前、昨日の夜、真未に迫ったんだってな。』 慎『は?』 右京『今日の朝、真未が泣きながら俺に抱き着いてきて、理由を聞いたらそう言ってた。』 慎『それはない。』 右京『慎って希龍が好きなんだって思ってた。』 何故希龍が出てくる? 右京『そんな奴だとは思わなかった。もう彼女には手を出すな。』 慎『待てよ。 俺は迫ってないし、屋上で右京に紹介されてから会ってもいない。何故そうなる?』
/150ページ

最初のコメントを投稿しよう!

722人が本棚に入れています
本棚に追加