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そうして右京と陸は里の後をつけた。
里は細い路地を右に曲がり、待ち合わせ場所へと向かっていた。
右京『ヤラセなんじゃ…』
陸『それは君が判断すると良い。』
里はしばらく歩くと、ある公園にたどり着いた。
そこで待っていると、里に一人の女子高生が話し掛けてきた。
右京『……』
右京は女子高生の顔を見て青ざめたが、女子高生の元へ走り出そうとしていた。
陸『待て。里は何もしない。ここで手を出したら右京も核心には繋がらないし、彼女もうまく逃げるだろう。
もう少し見ていよう。』
そうして、陸は右京にイヤホンを渡した。
陸『里の持っている小型マイクで何を話しているか聞けるようにした。』
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