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でも、
そんな事を思っていても……
いつお兄様が、
知らないどこかに行ってしまうのではないかと心配だった……
その不安が
現実になるみたいに…
瀧様が現れ…
その後直ぐに翠爛様が現れた。
お兄様は、翠爛様の事を拒絶していたけれど…
お兄様が翠爛様へ向ける瞳は切なそうで…
でも、愛おしそうで…
私は一度もお兄様から
そんな眼差しは貰った事がなくて……
奈落の底に落とされた、そんな感覚が鈍く私に纏まり着いた。
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