パピコ

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†空Side† 授業が終わり今日も俺はそそくさと帰る支度をしている。 「あぃつ…今日は帰る準備一段と早ぇぞ(笑」 「ついに女できたか…」 聞こえてくる声をシカトして俺は教室をでようとした。 「そぉ~らち~ん!!」 背後から腕がのびてきて俺の肩に腕を回しだす。 「なんだよ…気持ちわりぃから(笑」 「お前さ毎日図書館行くトカ言ってるケド…本当は女だろ!」 ニヤニヤしてる。 実にきもいコイツとは小学生の頃からの付き合いだ。 名前は晃(あきら)。 「そ~やってお前は俺から離れて行くのね。昔はいつ…」 「うるせぇよ(笑)何キャラだよ」「だって~…マヂ最近付き合いワリィし、帰んのむっちゃはぇ~し」 「明日なら付き合うカラどけよ。あちぃ」 「女ならちゃんと俺に紹介しなさぃ!そしてそのこの友達と付き合うカラ(笑」 あぁ。男子高だもんな。 コイツらのカラオケ=コンパだからな。 女の子ってなんつーか…バレバレなんだょな。ぶりっ子がさ(笑) 「残念ながら女じゃなぃんだな」 「ほぇ~…嘘くせぇ」 「お前は俺の何なんだ(笑)明日は付き合うカラどけほら」 「ぅい~」 晃カラ解放されたところでチャリ置場にダッシュ。もぅ星野が待ってるかもだし。 俺はこのクソ暑ぃ中おもいっきりぶっ飛ばした。 途中何度か死にかけた(笑) 「到着~ん!!…暑い…暑いぞ」 到着した頃にはワイシャツすけすけだった(笑) んで、ものすごいコトに気付いてしまった。 図書館の入口には【本日休館日】の札が…。
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