63人が本棚に入れています
本棚に追加
「ぁ…」
辺りを見回してみたケド日影的な所はどこにもない。
星野がきたら困るカラ場所も移動できない。
(メアドくらい聞いときゃよかった…)
とりあえずその場にしゃがみこみ待ってみた。ジリジリ~って肌が焼けてく感が分かる。
「あぢ~…あ゛~…つかおせぇ…」
…まかれた?いや!!んなコトはないさ!
こんな感じで自分を励まし続けてかれこれ1時間。
(ぁ~意識が…帰るかな…)
そう思って立ち上がった時、かなり向こうから赤い頭の男が走ってくるのが見えた。
星野だ。
(ぅっっっっしゃぁ!!)
一気にテンション上がって暑さなんて吹っ飛んだ。ガキみたいに両腕をブンブン振った。
「はぁっはぁっ…ご、ごめん!!」
膝に両手をついて息を切らしてる。
「大丈夫。俺もさっき着いたカラ。」
「…ほ、ホントに?ごめんね」
顔を上げて俺をみる。
昨日のガーゼの所とは別に、また傷が増えてた。
気になる…。
「なぁ…」
「?ぇ?」
「やっぱなんでもねぇわ。それよかさ今日図書館休みだった(笑)」
やっぱり聞けなくて、話しをそらした。
「そっか…もしよかったら僕の家ここからすぐだけど…来る?」
「マヂ!?行く~!俺チャリだから後ろのれよ」
「ぇ…でも…」
「いーから。あっ!コンビニ行こ!アイス食いてー」
「ぅん」
コンビニでから揚げ君とコーラとパピコを買って星野宅に向かった。
「ん、半分やるよ」
「はは…ありがと」
(今笑った!!笑顔見逃した(泣)
途中パピコ半分こしてみた(笑)ニッケでパピコ…これぞ青春(照
俺がチャリこいでる間後ろで星野はずっと俺のワイシャツをパタパタしてた。
何やってんの?って聞いたら、暑そうだからパタパタして風をおくってたらしい(笑)
そういえば汗でワイシャツすけすけだった(照
最初のコメントを投稿しよう!