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「名前は分かりません居所も、ただ私たちはGと呼んでいます…まだ姿を見た者もいないのですが…頭の中に語りかけてきます…テレパシーで」
「そのGの犯行の可能性はどうですか」
「無いとは言えませんが…私はこう考えます…先ず今回の鍾乳洞の調査が原因と仮定したとき、其処に何等かの事情で人間若しくは類人猿が住み出したとします、長い年月の間に感覚が研ぎ澄まされ超能力を発揮出来る迄に進化したと…この可能性も無いとは言えないでしょう」
「う~ん暗闇の中で生活するうちに目では無く感覚で…テレパシーで話、念力で獲物を捕獲する能力が備わったと」
「あくまで仮説ですが可能性は有るでしょう」
「所で、そのGと言う超能力者に連絡することは可能なのかね」
「可能だと思いますよ…何時もは一方的ですが、コチラが話したい時も必ず交信してきますから」
「博士それでは、Gと交信し今回の事件の見解を聞いてください…お願いします」そう言って鈴木は帰っていった。
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