卒業

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いよいよ四回戦となったがここまで来ると対戦相手もそこそこの実力者が揃い始める。 後二つ勝てばベスト8となり県大会も見えてくる。 中学のみんなの声援が俺の疲れていた体をなんとか動かしていた! しかしいざ試合が始まると俺は鬼神の如く動き回った! しかしここまで三戦して二回の延長戦で体力は限界まで来ていた。 更にこの試合でも延長戦に突入してしまった! 俺は持てる力を全部を出し切って負けた! しかし悔しかったがそれよりブレイクの波に乗れなかったのが俺らしいと思う! やはり馬鹿な俺にはヒーローになる事まで神様は許してくれなかった! この時声を枯らして応援してくれた同級生が俺が堅気に成って地元に戻った時昔の様に接してくれて嬉しかった! 神様はヒーローになる俺より友達に囲まれて馬鹿やる俺を選んだんだろうか?
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