泣いて笑った堅気道

初遭遇！

痛てーな！このヤロー。とっさに出た言葉と同時に大人に成りつつあるマセたガキの精一杯の強がりだったと思う。松田は更に往復ビンタをかましてきた。ここでｼﾞ・エンド試合終了勝負ありである。悔しいとか痛いじゃない完全に延びていた。俺はこの時思ったが人間不意を付かれてマジ殴りされると漫画みたいに頭の回りに星がチラチラするのは嘘じゃないと実感した。殴られ延びてる時感じてるんだから俺はつくづく馬鹿である。そんで本題だが俺は要は見せしめでやられたらしい。体の小さい俺ならすぐ白旗上げると思ったらしい。回りの連中はしっかり大人しくなっていた。しかし、今でも思うグレても粋がっても体力ある奴にゃかなわん、島田紳助じゃないが不良は体力ないんじゃ！