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俺はすっかり映画にのめり込んでしまった。
そう、男の子がヒーロー物を観てその気になるってやつである。俺は中濱をシバき倒すのが運命のような気持ちでいた。
しかし、いきなり喧嘩しても適うはずなくどうしたもんかと考えながら日々が過ぎて行った。
その間に俺は剣道部に入部した。小学校から始めた剣道は少し自信の付く実力付けていたからだ。部活をやり始めたお陰で黒川先輩達ともめったに顔を合わせる事も無く同学年の普通の友達も出来始めて横道に反れる理由が無かった。
しかし、部活の先輩達からはしっかり中濱の情報はさりげなく聞いていた。
しかし、意外な形で中濱と決着付けるとはまだ知る由も無かった!
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