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そんなこんなでいつもの様に婆ちゃんの家に泊まりに行った時の事である。玄関前に外車が止まってた。さらに玄関には男物の雪駄が置いてあり奥の部屋から笑い声が聞こえてきた。
婆ちゃん?俺が玄関から婆ちゃんを呼んだ。タカかい?中に入っておいで。いつもの様に応接間に入ると一人の貫禄ある初老の男性が座って煙草を噴かしてた。
親分いつも話してる孫のタカです。ほらタカ挨拶しな!ちょっと照れながら初めましてタカです。親分と言われる人は笑いながらいつもキミの事は先生から聞いてるよ!初めまして山下です。こんなガキの俺に敬語で挨拶してくれた。
しかし、何故婆ちゃん家に親分と言われる人がいるんだ?
タカ何不思議そうな顔してるんだい?婆ちゃんは笑いながら聞いてきた。まあ先生無理もないよ。タカ君ウチの娘が先生に踊りを習ってるんだよ。はぁそうなんですか。俺は腑抜けな感じで答えた。
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