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平方さんが一通り喋った後俺を見てオジキこの前話してたタカです。
俺はいつものように元気に挨拶をすると中々面白いガキじゃねえか！と言われた。
俺は大門って名前だよろしくな！
一通り挨拶が終わった後大門さんが焼き鳥を焼いてくれた。
その時初めてレモンサワーを飲んだと思う。
ガキにとってこのサワーってヤツは魔法の飲み物だ。
何せ当時は酒と言ったらビールや日本酒、ウイスキーと苦い、キツいと飲みにくいものばっかだったがサワーのおかげでガキの飲酒率が上がったと思う。
しかし今みたいに種類はそんなに無くせいぜいレモン、青リンゴ、梅ぐらいだったと思う。
余談はさておき本題に戻すと大門さんは元々山下親分の五分の兄弟分だったそうだ。
ただ大門さんは的屋ではなく博徒だった事だ。
即ち稼業違いの兄弟分だったのだがその当時には組が解散したのを機に堅気に成ったそうだ。
大門さんはタカ何故今日勝てなかったか解るか？俺は初めてだったしルールもよく解らなかったからと答えたと思う。
大門さんはそれは違うなタカはお金が勿体無いとか最低これだけはお金を取っておこうとか考えながら競輪やってただろうと言われた！
ズバリ図星だった！
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