卒業

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いよいよ試合が始まったがやはりと云うかさすがと云うか団体戦は案の定中堅戦で負けて残りの副将、大将戦は消化試合に成ってしまった。 大将の俺は消化試合でも手は抜かなかった。 結果は負けたが俺はラフファイト一本槍でいったら反則負けで負けた。 剣道で反則負けなんてめったに有るもんじゃない。 具体的に小手をグローブ代わりに殴り面防具で頭突きタクッルで突き飛ばす等のラフ一辺倒だった! これには狙いがあった!個人戦に向けて威嚇の意味があった! 部活の仲間は俺に比べりゃ不良じゃないが盆竹の看板背負っているのだから俺がやらなきゃ誰がやるんだ的な気持ちもあった! 審判の他校のセンコーどもは呆れた顔していたが俺は知らん顔してさらに自分の頭のコメカミ部分に指を指しここだよ(頭)ここと挑発してやった!俺の勝負は個人戦なんだよ! 喧嘩と挑発は不良の特権なんだ!
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