ニッポン泥棒

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さて、今回も緋臣の尊敬する大沢在昌先生の作品です。 こちら、なんと主人公は64歳(笑) 大沢作品ではそうそう若い主人公は出てきません(アルバイト探偵シリーズ除く)が、それにしても高齢です。 ハードボイルドには欠かせないアクションが少なめで、頭脳戦が中心の作品です。 はっきり言って、最初、読み始めはあまり面白いとは思いませんでした。 が、とりあえず買ったのだからと読み進めていく内に、いつの間にか引き込まれていました(笑) 緋臣が単純なのか、大沢先生の文章力が凄いのか…。 おそらく後者でしょう。 64歳という高齢な主人公にもかかわらず、終わってみれば他の大沢作品の主人公たちに劣らぬ人物がそこに居ました。
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