そして俺は天使になった…

9/32
前へ
/112ページ
次へ
「誰だっ!?」 声に反応し、泉は部屋のドアの方を見る。 「…いねぇ…」 振り向くも、そこには誰もいない…。 「ああ、すいません。癖で…」 (スゥ) 突如天井から机の前に、片目を残し、顔を笑顔の仮面で覆った、スーツ姿の男が姿を現した。 「な、な、何だテメーは?」 驚き、焦る泉に対し、男は深々と一礼し、顔をあげる。 「初めまして。私、天使です」 笑顔で挨拶する男に、泉は拍子抜けしていた。
/112ページ

最初のコメントを投稿しよう!

34人が本棚に入れています
本棚に追加