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「誰だっ!?」
声に反応し、泉は部屋のドアの方を見る。
「…いねぇ…」
振り向くも、そこには誰もいない…。
「ああ、すいません。癖で…」
(スゥ)
突如天井から机の前に、片目を残し、顔を笑顔の仮面で覆った、スーツ姿の男が姿を現した。
「な、な、何だテメーは?」
驚き、焦る泉に対し、男は深々と一礼し、顔をあげる。
「初めまして。私、天使です」
笑顔で挨拶する男に、泉は拍子抜けしていた。
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