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『私立胆汁高校』
一見するとただのネタで作られた高校のように見えるが、そんなことはない。
昨年度の甲子園での優勝校である。
そして4月。
この桜咲き新たな希望が芽吹く時に、新入生として青空球児はやって来た。
「俺が…今日からここの4番でエース!」
球児は校門の前で仁王立ちをしながら豪快に笑い声をあげると、大股で胆汁高校へと足を踏み入れていった。
「何アイツー」
「キモーイ」
…後ろ指を指されながら。
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