①章・妖精の命【赤】

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【ねぇ…妖精っているんだよ。】 【はぁ?何言ってんの?馬鹿?】 っと私は幼い頃から、妖精を信じて、他の人に妖精の話をすると馬鹿にされて来た…。 それ以来幼かった私は妖精の話をしなくなった。 それと同時に笑わなくもなった…。 それから⑬年…。 ―⑬年後― 【お姉ちゃん!学校行こう!】 ①歳年下の妹と一緒に学校へ行っている。 【わかったから速くして。】 いつものように私は冷たい言葉をかける。 【わかってるよ。】 その言葉に妹は凄く急ぐ。 【速くしなさいよ。】 【はいはい】 多分妹はめんどくさいなぁっと思っているだろう。 実は私もなのだ。 妹の世話は面倒いのだ。 【いってきまーす!】 妹は元気に挨拶して出るが、私は…。 【行って来るね。】 っと暗い挨拶だった。 それがいつもの挨拶だった。 そして、今から普通がおかしくなる…。
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