§第壱章§

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カノンが制服を着て降りて行くとミルファの他に一人の男性がいた。 カノン「バイスさん!何でここに?」 バイスと呼ばれた男性はカノンの方を見ると近付いて来た。 バイス「息子の入学を祝いにね。それにこれを渡しに来たんだ」 バイスがカノンに渡したのは魔力を押さえる封魔の指輪だった。 バイス「これは我が魔法省の最先端技術を使って作り出した特別製だ。 君以外の人がつけるとすべての魔力が封じられ死んでしまう。」 カノン「どれくらい魔力を抑えれるんですか?」 バイス「1/1000まで抑えれる。まあそれでも君なら最上級も簡単に撃てるだろうけどね。なんせ無尽蔵の魔力を抑えれる物を作るのはこれが限界だからね。」 カノン「いつもすいません。」 バイス「気にしなくていい。私が息子の為に出来る事なんてこれが限界だからね。さあ早く行かないと遅刻するよ。」 カノン「やっべ、それじゃあバイスさん、ミル姉行ってきます。」 カノンはそう言って家を飛び出して行った。
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