15人が本棚に入れています
本棚に追加
/50ページ
昨日、会った川に彼は居なかった…
彗那「少し…運命も感じてたのになぁ…」
ガク「運命…感じてくれたの?」
水辺を見渡す彗那の後ろから、話をかける。
彗那「あっ…ガ…ク?」
ニッコリ笑ったガクがそこに立っていた。
ガク「学園服だと目立つだろ…着替えておいで、待ち合わせして連れていきたい場所があるんだ。」
彗那「えっ…」
少し頬を赤らめていた。
ガク「彗那と出かけたいんだ…ダメかな?やっぱり…」
彗那「ううん…ダメじゃないわ。」
彼の目を見て言葉を返した。
ガク「じゃ…ここでまっているから…」
彗那「ええ…じゃあ…すぐにいってくる」
カールの髪が飛びはねガクに背を向けた時…
ガク「まって…」
彗那の手をにぎった…
ガク「曲…歌聞いてから…ねっ…」
風に乗せ…
飛び立つ…
貴方に会うために~
彗那は目をつぶりながらガクの歌を聞いた…
彗那「綺麗…」
歌が終わり…
彗那は彼を背に…
数時間後の待ち合わせに胸をはずませていた。
また…一歩、彗那の中の何かが変わっていった…。
最初のコメントを投稿しよう!