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「あぁ……うわぁあ!」
俺は喧嘩を売った奴の強さに恐怖で体を震わせ、叫び声を上げた。
「そんな大声出すなよ……みっともないぞ?」
喧嘩を売られた男がゆっくりと手を伸ばした。
「ひぃい!」
ゆっくりなのがまた恐怖を煽った。
そして俺の頭を掴んだ。
「お前に三つ選択肢をやろう。一、また人数を集めてまた俺に喧嘩を売る。なお、今回より多い人数しか認めない。二、今すぐ俺に潰されるか。三、俺の知らない異名持ちを用意する」
無茶苦茶だ。
いかれてるとしか思えない。
「早くしろよ。でないと……」
男の握力が強まっていき、俺の頭をみきみきと鳴らした。
「うがああ!」
「後五秒~」
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