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俺は痛みでなにも考える事が出来なくなった。
「四……三……二……一……」
喧嘩を売られた男は急に手を離した。
喧嘩を売った男は白目を剥いて地面にドシャッとだらしなく倒れた。
「ちっ、つまらない幕引きだな」
男は一つ大きな欠伸をしながら背伸びをした。
「自分で喧嘩は自重しておきたいって言っておいてなんだが……やっぱ暴れないとぶっ壊れるなぁ、俺」
男は地面に転がってた中くらいの石を持ち上げた。
「もうちょいで入ってくる、一年達に期待するか」
男は石を手のひらから目の高さまで飛ばし、次の瞬間石は粉々になった。
「楽しませてくれるといいけどなぁ~だが程々にしないとあいつに怒られるしな……」
男は頭を掻きながら、その場から静かに立ち去って行った。
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