挨拶

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「あぁ、面倒クセェなぁ。」 「何よ。園芸楽しくないの?」 「そりゃあひなたは楽しいだろうけどさ。せめて男子部員増やしてほしいぜ。」 「友達誘えばいいじゃん。」 「みんな嫌がんだよ。」 ふてくされながら歩く全の目先に、人だかりが見えた。 人だかりなんて物珍しいモノではないが、人だかりの人物がサークルのメンバーだったので、少し気になった。 「なんだ?あの人だかり。」 「何かあったのかな?」 そう言いながら人だかりに近寄る二人。 人だかりの中心に居たのは、全もひなたも見た事のない人物だった。なんか可愛い笑顔だな…。
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