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「あお…い」
目を覚ますと また同じ景色だった。
真っ白な天井。
横にはアオイの寝顔。
「手をずっと握っててくれたんだな…こんな所で寝たら風邪ひくぞ」
俺は自分の着ていた上着をアオイにかけてやった。
「ん…ユタカ?」
眠そうな目を擦りながら俺の名を呼ぶ。
死にたくねぇよ。もっとアオイの笑顔見ていたい。
「ユタカ!今先生よんでくるね!」
「待って。話がある」
俺はアオイの手をひき椅子に座らせた。
いつも見せない真剣な俺の顔を見て驚いたのかアオイは素直に従った。
「話って?」
何もしらないのか知ってるのか笑顔で俺に問い掛ける。
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