36人が本棚に入れています
本棚に追加
「な…んで…なんで抵抗しねぇんだよ!苦しいんだろ?!」
俺はアオイに苛立って仕方なかった。
「ゆ…たか…のため…なら…」
俺は首から手を離した。
こんな悲しい笑顔させて何やってんだよ…
「ゴホッ!ゴホッ!ハァハァ…
ユタカ?あたし本当にあなたの為なら死んだっていい…ユタカが望むなら…」
「もういいよ!無理すんなよ…。俺お前に最悪な事したんだよ?なんで責めないんだよ!帰れよ…」
「ゆたか…っ」
「帰れっつてんだろ!!」
「ごめんね…」
バタン。
アオイは静かに部屋を出て行った。
それが俺とアオイの永遠の別れになるとは知らずに…
最初のコメントを投稿しよう!