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初めて君に会ったのは今にも手が届きそうな星空の下だった。
俺の両親は幼い時に交通事故で亡くなり
唯一の肉親である祖母に育てられた。
その日はその祖母までもが急な病により亡くなった。
一人になった孤独感と寂しさ不安を抱え病院のベンチに座り泣いていた。
「また一人か…」
空を見上げると眩しいくらい星が光っていて…
「ばぁちゃん…俺も星になったら会えるか?」
届くはずもない空に手をのばし星をつかもうとした。
「ははっ…。届くわけもねぇのに何やってんだよ…」
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