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「あたし本当にユタカが大好き。何回言っても足りないくらい///この気持ちどうしたらユタカにもっと伝わるのかな///」
「そんなの簡単じゃん…」
俺は後ろからアオイを抱きしめて言った。
「愛してるって言って?」
アオイの細い白い手は俺の手をつつみ首を大きく横に振った。
「その言葉はあたしが死ぬ前に一回だけ言うわ。何回も言ってしまうより一回で一生分の気持ちを込めてユタカに言うの////へへっ。だからその一回を絶対に聞き逃さないでね」
小さく微笑むアオイを見て愛おしくて仕方なかった。
「ありがとうアオイ…絶対…聞き…の…っぐ!!」
「ユタカ!?」
ドサッ!
苦しい…胸が苦しい…
俺このまま死ぬのか…?まだ聞いてねぇんだ…聞かなきゃいけねぇのに…
アオイの【愛してる】
まだ…
俺の意識は途絶えた。
「ユタカ!ユタカ!ねぇってば!
ユタカー!」
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