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「ん…っ」
気がつき ゆっくり目を開けると見覚えのない真っ白な天井。
「ここ…何処だ?」
「ゆ…たか?!気付いた?あたし分かるよね?!」
分かるに決まってるよ。大好きなアオイ
…俺まだ生きてる…?
「はは。分かるに決まってんだろ(笑)ここ何処だ?」
「ここは病院だよ。ユタカいきなり倒れるんだもんビックリしたよι」
病院…そっか。あん時 急に胸が苦しくなって…それからだんだん意識無くなって…
「じゃ目も覚めたんだし帰れるんだろ?どうせ貧血とかなんだろ?俺、病院って好きじゃないんだよι」
なんだか嫌な胸騒ぎがした。
とにかく早く病院から出たかった。
「駄目だよ!しばらく入院だって。あたし毎日お見舞いくるし おとなしくしててよ」
アオイは笑顔で俺に言った。
その笑顔に俺は弱くてなんでも聞いてしまう。
「毎日来てくれるんだったら…どれくらい入院だって?」
ガチャ
話の途中で誰か入ってきた。
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