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雨が隔てる貴方との身体の距離が
私に焦燥感を与え給う
一つの傘からはみ出したお互いの肩が
静かに雨に濡れる
もう少し…
もう少し寄り添いたい
指を絡めるよりも
貴方と溶け合う様に
貴方の鋭い目に
私が映る事を許された日から
身体よりも
吐息よりも
精神で交わる事を願った
朝も
昼も
夜も
私を浸食して…
息つく暇も与え給わぬ程
指を絡めるよりも
深い
深い
私の核に絡み付いて
貴方を私に刻み付けて…
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