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その彼氏との時間はたった1ヶ月。
彼氏がいうには
「気持ちが重い」
それだけだった。
しかし、他の女と連絡を取っていたのは携帯メールの履歴から明らかだった。
そもそも、出会いもメル友だった。
バンドのメンバーの募集を少女がして、メールを送ってきたうちの一人が今の彼氏だったのだ。
信用はしていなかった。
どうせ他の女ともメールしてるんだろ。くらいの気持ちだった。
でも、一緒にいるうちにみるみる吸い込まれていった。
彼氏のどこが好きとかじゃなく、病的に彼氏に執着してしまっていて仕事が休みの週末には片道3時間の距離も電車で通っていた。
月曜日は毎週睡眠不足。
彼氏は少女の核となっていた。
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