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休みあけ
いつも通り1番に教室にいた。
だけど琴乃は寝不足だった。
いつもの日課の授業の予習復習はやらなかった。
いや、やることを忘れていた。
一晩中、流川君のこと考えてた…。何でだろう…?
鞄の中の本を取り出す。1ページ目に挟んであるクローバーのしおりがあの時のことを思い出す。
私に大事なもの…。くれたんだよね…。
ガラガラッ
教室のドアが開いた。
あれっ?
いつもこの時間、
私以外誰もこないのに…。
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