🍀嫉妬

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桃子と咲だった。 私はとっさにしおりを隠す。 この人たち…怖いけど、クラスメート。挨拶はしなきゃ。 琴乃『おっおはようございます!』 桃子『オッハー!委員長、て言うか~。あたしら偉くなぁい?』 琴乃『はい。遅刻しないでくるのはいいことですよ。遅れてくるよりは断然いいです。』 すると横で長い髪を指でいじりながら咲が呟く。 咲『ていうか委員長は毎日来てるじゃん?一日だけじゃ偉くないって。それどころか当たり前って思ってるんじゃね?』 琴乃『そっそんなことないですよ。早く来ようって思えるから…』 私はかなり焦った。 こういうことはなんて答えていいかわからないもん。 黙り込むと、私が隠していた本に気づいた。 咲『また本読んでる。真面目だね~。』
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