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『サンタ』
ある日ボクらは宣告をうけた
そう永くはないと
想像の世界であってほしいと
オリオン座に願いを託す
ある日
君は紅いものを吐いた…
それから
お互い助けあい
ほんとの『愛』や
人のあたたかさにふれていけたんだ
このまま二人で…
夜が一番ながくなる寒いころ
君はいってしまった
このボクに
君が遺したのは…
たくさんの想い出…
たくさんの涙…
たくさんのあたたかさ…
ただ それだけだったんだ…
今日もボクは朝
枕もとを確認する
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