序章

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【校長室前】 あれから数分後、僕は校長室の前にいた。 「そういえば、入学届けは持ってきていますか?」 「はい、確かここに……」 僕は背中に背負っていた鞄の中をガサゴソと探した。 「……っと、ありました」 僕はケルビの女性に入学届けを見せた。 「…はい、それでは校長室に入って直々に渡してください」 ケルビの女性はにこやかに答えた。 「え、ぼ、ぼくがですか!?!?」 「えぇ、これは我が校の校長が決めたことなので」 「は、はい…わかりました」 「それでは…」 ケルビの女性は事務所に戻っていった。 「直々に渡さないといけないのか…」 リオレウスは鞄を下ろし、服をしゃきっとさせ、決心した。 「よし…いくか」 リオレウスは校長室の扉を2~3回ノックした、すると声がしてきた。 「はい、どうぞ」 僕はその声をちゃんと最後まで聞き、扉を開けた………
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