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時間は経ち、自分の教室に入り、時計に目を向けた。
短針は6を示しかけていた。
どおりで誰もいないわけか。
開会式真近だ。勇樹は小走りで体育館に向かった。
そしてどよめきが走る体育館内に入り、自分の列に紛れ込んだ。すると……
「てめーキモ崎、こっち来んじゃねぇよ!」
勇樹の後ろにいるクラスメートにそう言われ、背中を押されて前の生徒の背中に倒れてしまった。
すると、今度は前のクラスメートに舌打ちされて殴られた。
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