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ベンチの上に寝静まって30分位が過ぎた頃だった…
「おや~、こんな公園で生き倒れですか??」
散々と降りしきる太陽の光が自分を襲う…
そう感じていた時、何かが榛名を覆った。
それは他者の声が聞こえた事を考えると誰か人間なのだろう。
榛名は目を開けソレを見た。
「死んでは…いない様ですね」
そこにはベンチに寝転んだままでもわかる綺麗な整った顔立ちに長身の男が一人……
「死んでたまっか…昼寝してただけだよ…」
彼は愛想よくと言うのは苦手だった。
そのためか基本的に人と話す時はタメ口。
この男が敬語を使うとすれば自分の記事を売り込みに行った先のお偉いさん位である。
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