浸透…

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「ハァ~…」 榛名知哉は現在、公園のベンチに座り困り果てていた。 手の平にある35円を見つめながら… 一年経った今も彼は貧乏フリーライターと言う職、ポシションに留まっていた。 故に昼食を食べる金すらもその手には存在していない… 「虚しいな…」 彼はこんな時にこそ自分自身により一層の虚しさを感じる… ふて腐れる様に公園のベンチに横たわった。
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