闇夜、朧月、明るく照らすは言ノ葉

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女郎蜘蛛   誰そ彼は… 暗闇に浮かびし その笑みに 魅入られしは いつのことか   幾年 昔のことだったか 誰かが 妾に言うたのじゃ 馬鹿な男であったと 今思ふ   女は皆 時として 女郎蜘蛛に その姿を変える 見えない罠に 絡め取られる前に 気付いてしまえよ その儚き末路 全て食べ尽されて 何も残らぬぞ  
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