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どうも、二時間目の国語で先生とクラスメートからイジメを受けた夜諭間 恢です。
ほんと、なんか、あれは何だったんだろう?
妖さんが居なかったら凄まじい恥を晒すことになったぞ、今頃。
いつもの国語は適当に分かってるフリをして誤魔化して来たのに、なんで今日に限って集中砲火??
おかげで妖さんにはすっごい迷惑かけちゃったし、絶対呆れられちゃっただろうなぁ……。
「はい、では、社会の、時間、です。教科書を、開いて、下さい」
……そう言えば、社会の先生ってすっごいぶつ切りな喋り方するだよなぁ。
姿も人間の形はしているものの、なんだか黒ずんだ霞が掛かってるし、かなり怪しい人だ。
「……あの、恢、くん? あの先生……」
「あ、ああ、元辞先生っていって、すごく怪しい人だけど、優しい人だよ。……授業の方は、アレだけど」
不安そうな妖さんに、俺は出来るだけ安心させるように説明する。
最後の方は若干誤魔化したけど、それでも妖さんの表情からは明るいモノが戻ってきた。
「……うん、みたいだね」
優しく微笑む妖さん。
ああ、隣に座れてよかった、俺。
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