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「千葉県が消えれば日本が終わる…か…」
「そうね。もうそれは止められない。決まった事なの」
「そういえば日本以外の国はどうなってるんだ?」
彼女はうつむきながら言った
「空腹絶頂」
僕には何も出来なかった。食べ物を持っていなかったからだ。
彼女はお腹を押さえ、涙を流しながら囁いた
「お腹すいた」
僕は思わずこう言った
「僕の顔をおたべよ」
「…うん」
…
その後の記憶はもうありません。
きっと千葉県が消えたから僕も消えてしまったのでしょう
彼女は空腹のまま消えていってしまったのだろうか
僕の消えゆく意識の中には白い歯と赤い血だけが鮮明に残っていました
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