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耐えていると段々意識がなくなりはじめた。
俺は携帯を取出し姉ちゃんに電話した。
《もし…もし…姉…ちゃん…?》
と普通に言っているつもりなのに息が続かない。
《煌都?煌!発作?》
《そう!意識がなくなり…そ……………うで》
俺は必死だった。
もうヤバイと思ったのだ。
すると電話の向こうから姉ちゃんの声が聞こえた。
《今から行くからちゃんと耐えるんだよ?わかった》
《わかった》
と言って電話が切れた。
俺は耐えた。
姉ちゃんがくるまで。
しかし限界が近づいていた…。
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