はじめに

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俺の名前は春風煌都(はるかぜきらと)。 17歳の高校2年。 俺の家族は春風凪紗(はるかぜなぎさ)って言う自慢の姉ちゃん1人だけ。 いつも男から美人だとか綺麗可愛いと評判なんだ。 姉ちゃんは大学3年の20歳。 そうだなぜおれの家族が姉ちゃんだけかと言うと俺がまだ中1の頃、旅行に行くと言って出ていった親は旅行先で事故に遭い死んでしまった。 それからは姉ちゃんと2人。 学校の費用は親戚の人が出してくれている。 でも俺いつも姉ちゃんに迷惑かけている。 生れつき心臓が悪くて年に1度大きな発作がある原因不明な病気。 俺が発作を起こすたび姉ちゃんの行動を制限してしまう。 彼氏や友達と遊んでいるときとかに。 でも姉ちゃんは平気な顔していつもこう言う。 「煌?煌がいれば私は何もいらないの!煌は私の大切な弟だからね」 っていつも言うんだ。 そんな姉ちゃんが大好き。 今日は姉ちゃんの大学のサークルの集まりにきてる。 本当なら大学生しか入れないのに俺のために姉ちゃんが頼んでくれたらしい。 (ありがとう。姉ちゃん) そしてサークルのスピーチみたいなのがはじまったみたいだけど俺にはわからない。 そんな時俺の携帯がなった。
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