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海上自衛隊では第四世代にあたる対空誘導弾搭載護衛艦で、最新鋭のイージスシステム搭載艦である。
イージスシステムを搭載する艦はアメリカ海軍以外では、海上自衛隊艦艇とスペイン海軍のみです。
外観は、アメリカのイージス駆逐艦「アーレイバーク」クラスに酷似するが旗艦設備の為により、艦橋は大型化した。
その艦橋は帝国海軍の重巡「高雄」型を彷彿させる。
「ジェーン年鑑」ですら建造中当時は艦名を「TAKAO」として掲載した程だった。
主要兵装のスタンダードミサイルは、垂直発射機構VLS(Vertical Launching System)が採用されて艦の前後甲板に埋め込みで装備される。
VLSは、使用可能弾種はSM2-ER(スタンダードミサイル)にASROC(アスロック)等の発射も可能である。
イージスシステムは、アメリカ海軍巡洋艦「タイコンデロガ」で搭載された艦隊防空システムで、フェースドアレイレーダーと高性能コンピュータによる情報処理能力により、同時多数の目標を対処可能で、航空攻撃に効果的な艦隊防空実現できた。
このレーダーはアメリカ海軍原子力巡洋艦「ロング・ビーチ」や改装前の原子力空母「エンタープライズ」にも採用された、レーダーは回転せずに固定されている。
電波の指向を制御して周囲を探知する。
艦橋の四面にそれぞれ設置されて全周をカバーする、またレーダーが回転しないために死角を無くす事になった。
搭載された対空ミサイルの誘導方式も、慣性航法と時分割的なために、誘導装置の数=飛行中のミサイルという制約からも解放された。
他艦艇のミサイルをも誘導可能となっている。
艦艇名は山岳に因み命名している。
対空誘導弾搭載護衛艦は三菱長崎造船所で建造されていたが、「ちょうかい」のみ東京の石川島播磨重工業で建造された。
DDG173 こんごう 1993・3・25 第2護衛隊群 第62護衛隊 佐世保
DDG174きりしま 1995・3・15 第1護衛群隊 第61護衛隊 横須賀
DDG175 みょうこう 1996・3・14 第3護衛隊群 舞鶴
DDG176 ちょうかい 1998・3・20 第4護衛隊群 第64護衛隊 佐世保
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