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「あっ…ン…もっ…と…腰振ってぇ…」
髪を乱し喘ぐ女の下で、コウは無我夢中で腰を突き上げる。
(なんで俺はこの女に童貞、奪われてんねん。)
頭に過る疑問…
それを消し去るかのように、コウはさっきよりも強く何度も、何度も腰を突き上げた。
開けっ放しのカーテンから容赦なく注がれる太陽を背に、女はコウの胸の上へ倒れこむ。
「コ…ウ…ハァハァ…童貞のくせに上手いじゃない…」
息を乱し、言葉を放つ女を避け、体を起こし、テーブルに置いてある煙草に手を伸ばした。
(なんで、俺は…?)
コウはこうなった経緯を、煙草の煙を肺に押し込みながら考える。
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