prologue

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両親が交通事故で亡くなった。 寂しいか?と聞かれても、寂しくはない。 気付いたときから、両親は仲が悪かった。 だから、両親と出掛けたり、遊んだりした思い出などない。 誰もいない、ただ広い家。 ピンポーン 静まりかえった家に鳴り響いたチャイム。 俺に知り合いなどいない。 がちゃっ …父さん、母さん、家に借金などがあっただろうか。 俺が知らないうちにか? どうして… 「野々宮空(ノノミヤ ソラ)だな?」 やっさんが家に来ているのでしょうか? 「組長がお呼びだ。着いて来てもらおう」 俺にNOと言わせてはくれないだろう。 .
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