第一話 〈君と僕〉

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帰り道を歩いていると、バッティングセンターが見えてきた。 『…暇だし、眠気覚ましに久々にやるか…』 はじめは眠気を持ちながらも、暇つぶしに…と、ゆっくりバッティングセンターへ入っていった。 30分後…。 カキーン!! はじめのバットがバッティングセンターで鳴り響く。 135キロは出ているボールを軽々と打つ。 「はあ~、いい汗かいた~。 久々にやってみると楽しいもんだな~。 やっぱ野球部入ろっかな~」 そんな独り言をつぶやいていた時だった。 「はっ…離してよ!!」 いきなりバッティングセンター周辺からいきなり大声が聞こえてきた。 「わわっ!!なんだ、一体…」 はじめはその大声に反応して、思わずバッティングセンターを出た。
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