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はじめの誓いは空に響き渡った…。
しかし水樹の口から出てくる言葉は、野球をやってきたはじめにとって信じたくないものだった。
「甲子園…??緒方君、野球してるの」
「うん。だから俺…」
「やめて」
「え…??」
「悪いけど………あたし野球なんて大嫌いなんだ。
だから甲子園なんて言われても困るの」
今まではじめに微笑みかけていたのが嘘のようだった。
はじめは水樹の豹変ぶりに、ただただ唖然とするしかなかった。
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