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「はい、出来ましたよ。どうぞ召し上がれ。」
僕は、猫舌(猫なだけに…)なルカの為に、少し温めに煎れたハーブティーを、ルカ専用のティーカップに注いで勧めた。
「……………フンフン」
ルカは匂いを嗅ぐと、そっと一舐めした。
「どうです?」
僕が聞くと、
「フン…」
と満足気に鼻を鳴らした。
どうやら、気に入ったようだ。
ルカは、これでも味にはうるさい。気に入らないと、カップを軽くひっくり返すこともある(苦笑)。
だから、ルカへの試飲や試食は、なるべくお客様のいない時に行うようにしている。
「新作は合格ですね。早くお客様に飲んでもらいたいなぁ…」
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