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「何か、食べる?」
そう彼女に聞いてみる。
彼女は、ただ、こっくりと頷いた。
「えっと…何がいいかなぁ…」
僕がそう言うと、彼女は思いだしたように、
「プリン…」
そう、小さな声で言った。
「プリンね。お安い御用です、お姫様♪」
少しおどけてみせると、微かに彼女は笑い、笑顔を見せてくれた。
僕は、手作りのプリン(結構自信作です♪)を、硝子の器に盛り付け、お決まりの生クリームとさくらんぼ🍒、バニラアイスとウエハースを添えて、プリンアラモードを完成させた(懐かしいプリンアラモードでしょ?今はこういうオーソドックスなプリンアラモード、あまりないですよね)。
「お待たせ致しました。特製のプリンアラモードです♪」
と、彼女の前に差し出すと、驚いたように、
「…これが…プリン…」
と、ひとこと呟いた。
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