異世界【シーク】への旅立ち

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  「はい♪到着です~♪」   着いたと同時にクレハがそう言うと真は辺りを見た。   「…へぇー、コッチの世界って地球より良い所だな」   真はまた、辺りをキョロキョロと見渡した。 今、真達は辺りが見渡せる丘の上にいる。 そこから、辺りを見ると緑が多くあり、山や湖などがあちこちにある。空を見ると不思議な乗り物やドラゴンらしき生き物が飛行していた。 また、街らしき所も転々とあった。   「シークは地球と違って、自然を大切にしているのです♪…ただ、文明が魔法に頼っているのです」   クレハがそう言うと真は微笑みながら答えた。   これが異世界か…   「…何だか楽そうな世界だな」   「です♪じゃあ、そろそろ学園に行きます♪」   クレハは背伸びをしながらそう言った。   「なぁ、クレハ。学園って一体何処にあるんだ?」   真がそう言うとクレハは辺りを見渡しながら答えた。   「え~と…あっ、アレです♪」   そうクレハが言うとすっと指を指した。   「は?…いやいや、アレ?」   真は驚き、再度改めてクレハに聞いた。   「そうです♪」   クレハが指した方向には一番大きい街があった。奥の方に学園らしい建物が見える。  なるほど…アレが俺が通う新しい学園か… 真はそう思いながら、ただただ学園の方をボーと見ていた。
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